グウェル・オス・ガール炎上史|「面白くない」から始まった伝説の全貌【時系列】

グウェル・オス・ガール 芸能

VTuber界で「炎上王」として知られる、にじさんじ所属のグウェル・オス・ガールさん。デビュー直後から「面白くない」と大炎上し、そのたびにさまざまな騒動を巻き起こしてきました。

なぜ彼はそこまで炎上してしまうのでしょうか? そして、なぜ炎上してもなお活動を続け、多くのファンに愛される存在になれたのでしょうか?

この記事では、彼の伝説的な炎上エピソードを時系列でまとめ、その裏側にある彼の「鋼メンタル」と「企画屋」としての真の魅力に迫ります。

にじさんじグウェルとは?「面白くない男」がなぜ人気?

グウェル・オス・ガール

多くの人が抱く「なぜグウェルは炎上しても人気なの?」という疑問を解き明かすため、まずは彼の基本情報と、ファンが語る彼の魅力について解説します。

「炎上王」グウェル・オス・ガールを簡単に解説

グウェル・オス・ガールさんは、にじさんじに所属する男性VTuberで、同期ユニット「夜王国」の一員です。本業は工場勤務の会社員であり、見た目はサングラスをかけた色黒のエルフ(タモリ似)🕶️。

そのユニークなビジュアルと、企画力・司会力に長けたトークスキルで人気を集めています。特に、炎上を恐れず、むしろ楽しむような型破りな企画を次々と生み出すことから、「炎上王」「鋼メンタル」の異名で知られるようになりました。

また、「面白くないのが面白い」とファンから愛されており、彼の真面目すぎるがゆえの空回りや、独特のユーモアセンスが多くの視聴者を引きつけています。彼の配信は、何が起こるか分からないスリルと面白さが同居しているのが特徴です。

なぜ彼は「面白くない」とまで言われるのか?

彼の代名詞ともいえる「面白くない」という評価は、デビュー直後の初コラボがきっかけで定着しました。この評価の背景には、いくつかの要因が絡み合っています。

  1. ホラーゲームでの行動:多くのVTuberが盛り上げるために悲鳴をあげたり、積極的に動いたりする中、彼はゲーム内でベッドの下に隠れ続けるという安全策を取りました。結果、画面は真っ暗になり、ゲームは進まず、コラボ相手が全滅するという事態に。
  2. 真面目すぎる司会:企画配信では、台本通りに進行しようとしすぎて、場の空気を読めずに空回りすることがあります。この真面目さが、時にはユーモアを生み出しますが、デビュー当初は「真面目すぎて面白くない」という評価につながりました。
  3. シュールなユーモア:彼のユーモアは、誰も思いつかないような斜め上の発想から生まれます。たとえば、ホラーゲーム中に「怖いからとっとと風呂入って寝たい」と発言するなど、視聴者が期待するリアクションとはかけ離れていることが多々あります。

こうした要素が重なり、「面白くない」というレッテルを貼られることになりましたが、彼自身はこの評価を逆手に取り、自分の個性に変えていきました。

グウェル・オス・ガールの炎上騒動まとめ|面白くないから活動休止まで

グウェル・オス・ガール

ここからは、グウェルさんが巻き起こした主な炎上事件を、時系列に沿って詳しく見ていきましょう。彼の「炎上」が単なる騒動ではなく、彼のキャリアを形成する重要な要素であったことがわかります。

【2019年】「面白くない」初炎上|デビュー直後から伝説は始まった

グウェルさんの「炎上王」としての伝説は、デビューからわずか2週間後のコラボ配信で幕を開けました。これが彼の代名詞ともなった「面白くない」炎上の始まりです。

事件の概要: デビュー後初のコラボ企画『ジェイソンになりたい13日の金曜日』での出来事でした。ホラーゲーム『Friday the 13th: The Game』を、同期の白雪巴さん、不破湊さんらとプレイ。ゲーム中、殺人鬼から逃れるため、グウェルさんはベッドの下に身を隠し続けました。しかし、他のメンバーが次々と倒れていく中、彼は最後まで隠れ続けたため、視聴者からは画面に映る真っ暗な映像しか見えず、企画としては「見どころゼロ」という結果に。

炎上の結末と影響: 配信後、Twitterや5chでは「グウェル、まじで面白くない」「放送事故だろ」といった厳しい批判が殺到。デビューしたばかりで、まだ知名度も低いグウェルさんにとっては、致命的な炎上でした。しかし、先輩ライバーの緑仙さんがMinecraft配信でこのエピソードをネタにするなど、にじさんじのライバーたちはこの騒動を温かく見守り、次第に「面白くない炎上」は彼の自虐ネタとして定着していきました。この炎上を機に、彼は「好きの反対は無関心」と語り、逆境をポジティブに捉える鋼メンタルを確立しました。

【2020年】既婚者バレとサーバー破壊|ネタに昇華された2つの騒動

2020年には、グウェルさんのプライベートに関わる騒動と、ゲーム内での大規模な炎上が立て続けに発生。どちらも彼の「エンタメ」への昇華力が試される出来事でした。

神楽めあさんとの「既婚者バレ」騒動 神楽めあさんとの「お見合い企画」コラボに、グウェルさんは独身を装って参加しました。しかし、配信中にめあさんから「既婚者だよね?」と暴露され、場は大混乱。VTuber界では「独身」とファンに思わせる暗黙の了解があったため、「騙された」と感じた一部のファンが離れる事態に発展しました。これに対し、グウェルさんは「ガチ恋勢が欲しかったんですぅうう」と泣きながら謝罪会見風の配信を実施。この対応が逆に「面白い」と評価され、以降はプロフィールに「既婚/一児の父」と明記し、家族ネタもオープンに扱うようになりました。

ARKサーバーでの「タワー破壊」騒動 にじさんじライバーたちが集まるARKサーバーで、グウェルさんは「グウェルタワー」「ピースタワー」「ラブタワー」という巨大な建築物を216基も建設。しかし、この巨大なタワー群がサーバーに負荷をかけ、ゲーム環境を悪化させてしまいました。渋谷ハジメさんや花畑チャイカさんが動画外でタワーを破壊する「殺意事件」へと発展し、サーバーは大混乱に。この騒動も、ハジメさんの「クソみたいなタワー」発言や、グウェルさんがタワーを6倍にして再建するなどのネタとなり、最終的には「グウェルのエンタメ」として多くのリスナーに楽しまれました。

【2022年】「ぺこら告白ソング」カバーで大炎上・活動休止へ

グウェルさんの数ある炎上の中でも、最も深刻なものとして知られるのが「ぺこら告白ソング」騒動です。これは、彼が一時活動休止にまで追い込まれた数少ないケースでした。

事件の概要: 2022年12月、グウェルさんはホロライブ所属の兎田ぺこらさんをネタにした楽曲『ぺこーらに、告白しようと思ってる。』のカバー動画を公開しました。この曲は、もともと5chのアンチスレッドから生まれた楽曲で、スパチャ(投げ銭)告白を揶揄するような内容でした。しかし、公開時期がにじさんじとホロライブが共同でアンチ対策声明を出した直後だったため、「他社ライバーへの配慮がない」「アンチに塩を送る行為だ」と批判が殺到し、大炎上となりました。

炎上の結末と影響: 動画は即座に非公開となり、グウェルさんは謝罪動画を投稿し、約1ヶ月間の活動休止を発表しました。この騒動は、彼の「なんでもネタにする」というスタンスが通用しなかった事例として、多くのファンに衝撃を与えました。にじさんじ内外のライバーやファンからも厳しい声が上がり、彼の活動に大きな影を落としました。しかし、彼は休止期間を経て、2023年2月に復帰。この件を深く反省し、「アホでした」と率直に語ることで、再びファンからの信頼を取り戻す努力をしました。

炎上を乗り越えた鋼メンタル|「面白くない」が評価に変わるまで

グウェルさんの真の魅力は、炎上した「事実」そのものではなく、そこからどう立ち直り、自身の活動の糧にしてきたかにあります。彼の「炎上」は、彼を成長させ、より多くの人々を引きつける原動力となりました。

炎上を逆手に取った「自虐ネタ」という戦略

グウェルさんが他のライバーと一線を画すのは、炎上を恐れるどころか、それを最高のエンタメ素材として利用する点です。

具体的な例:

  • 「面白くない」耐久配信:デビュー直後の大炎上を逆手に取り、自身の代名詞となった「面白くない」というワードをタイトルにした耐久配信を企画。視聴者が「面白くない」とコメントするたびに何かリアクションを起こすという企画で、多くのリスナーが面白がり、登録者数が急増しました。
  • 「アンチも愛」宣言:100万人耐久配信では、ファンからの厳しいコメントに対し「一ヶ月に100万回おもんないって思われてるけど、アンチも俺のこと考えてくれてる証拠。好きの反対は無関心だよ」と語りました。この発言は、彼のポジティブなメンタルを象徴しており、多くの視聴者に感動を与えました。

このように、彼は炎上を「ネタ」として自ら積極的に活用することで、批判を笑いに変え、ファンとの一体感を築き上げてきました。

視聴者満足度を高めたQuizKnockコラボと「信頼性」

彼の炎上ばかりが注目されがちですが、その一方で彼の「企画屋」としての才能や真面目さが評価される出来事も多々あります。その最たる例が、QuizKnockとのコラボレーションです。

信頼性アンケートの結果: 2021年のQuizKnockとのコラボ企画で行われた「一番信頼できそうな男性VTuber」アンケートで、彼は舞元啓介さんに次いで第2位にランクインしました。この結果は、デビュー当初の「面白くない」「放送事故」という評価から、いかに彼の信頼性が向上したかを物語っています。彼の企画への真摯な姿勢や、炎上を乗り越えてきた実績が、多くの視聴者からの「この人は大丈夫だ」という信頼につながったのでしょう。

彼は、一見ふざけているように見えて、実は誰よりも企画を成功させようと真剣に取り組む姿勢を持っています。このギャップこそが、彼が多くのライバーや視聴者から愛される理由の一つです。

まとめ:グウェル・オス・ガールの炎上は「愛」だった

グウェル・オス・ガールさんの炎上史を振り返ると、そこには単なるトラブルではなく、彼の個性と成長の軌跡が見て取れます。

  • 「面白くない」炎上:彼を「炎上王」としての道を歩ませるきっかけとなった伝説の始まり。
  • 「既婚者バレ」「タワー破壊」:炎上を自虐ネタに昇華する彼の才能を示した事例。
  • 「ぺこら告白ソング」:彼の「なんでもネタにする」スタンスが通用しない厳しい現実を突きつけ、彼を成長させた大きな壁。

彼の炎上は、視聴者に「次は何をしでかすんだ?」という期待感を抱かせ、結果的に彼の活動を盛り上げる原動力となりました。

炎上を乗り越え、自身の弱点を個性へと変えてきたグウェルさんの姿は、私たちに「失敗もまた最高のエンタメになりうる」ということを教えてくれます。

Buzz
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これからも、グウェルさんがどのような企画で私たちを驚かせ、楽しませてくれるのか、目が離せませんね。

書いた人
HIRO

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